大会アピール

(2004年8月30日)

日本国民救援会第52回全国大会

全国の会員のみなさん

 日本国民救援会第52回全国大会は、戦争放棄を規定している9条をもつ憲法の改悪策動を阻止するたたかいが、日本の未来にとって最重要な課題であることを確認しました。私たちはこの憲法をよりどころに救援運動をすすめ、数々の成果をおさめてきました。改憲のたくらみを暴くとともに、私たちがいま支援している事件と憲法の関係を学び、憲法の世界に誇る優れた内容を広く知らせましょう。憲法の改悪阻止を呼びかける「九条の会」の訴えを受け止めて、職場や地域、学園で、共同行動に参加しましょう。
 先の国会で裁判員制度の導入と改正刑訴法が制定され、この新しい刑事裁判制度によって、救援運動にとって最も重要な裁判批判に対する新たな攻撃も予想されます。憲法に規定されている言論・表現の自由、請願権などは、不可侵の権利です。救援会は、これらの権利を活用して、今後も裁判批判の国民運動、大衆的裁判闘争を積極的に進めます。
 警察は、「生活安全条例」の制定を進めるなどして国民監視体制を強化しています。そして、自衛隊のイラクからの撤退を訴える宣伝活動などに妨害や弾圧を加えています。大分・選挙弾圧大石市議事件、東京・国公法弾圧事件は、警察が長期にわたって仕組んだ事件であることが明らかになってきました。戦争をする国に変える企みと、警察の国民に対する監視、平和・民主主義のための言論活動への弾圧が、同時に進行しているのです。戦争は必ず弾圧をともなうという歴史の事実を体験している救援会は、弾圧や人権侵害を許さないための学習を広く呼びかけていきましょう。

全国の会員のみなさん
 大会では、無実の罪で被告とされた人々の、「救援会があったから、ここまでたたかうことができた」「署名と裁判傍聴が積み重ねられる度に、裁判官の動きが変化するのが被告席から見てとれた」「救援会は、裁判闘争では、他の団体のできない重要な役割を果たしてくれる」などという発言に、あらためて救援会の役割の大切さを教えられました。救援運動は、身近なところで、できることからはじめ、それを持続的に進めることが大切で、この草の根からの地道な運動を進めながら会員を拡大し、救援会をもっと大きくするならば、人権侵害に苦しむ人々のためにさらに力強い支えになるのだという確信を、お互いが身に付けることができた大会でした。この確信にもとづいて、いっそう大きな救援会をつくりましょう。

全国の会員のみなさん

 第52回全国大会は、今日の厳しい情勢に立ち向かい、人権と民主主義のためのたたかいをいっそう強力に推進する運動方針を採択しました。そして、憲法改悪阻止、自衛隊のイラクからの即時撤退、共謀罪反対、在獄者への激励など中央本部提案の特別決議9本と、裁判闘争をたたかう75本に上る各事件の要請決議を採択しました。
 新しく採択された運動方針を指針として、決議した各事件への支援運動を広め強めながら、組織を拡大し、民主主義の防波堤を強化しましょう。人権の花咲く21世紀の実現を目指して、明るく、たくましく前進しましょう。

2004年8月30日

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