日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2020年2月5日号

救援新聞より

2020年2月5日号  

最高裁で、勝利の年に 第245次最高裁統一要請  

 第245次最高裁統一要請行動が1月20日におこなわれ、栃木・今市事件、静岡・袴田事件、建交労京王新労組事件の当事者・支援者18人が参加しました。朝、最高裁西門前で宣伝ののち、要請をおこないました。
 今市事件の要請では、守る会会長の井上隆夫さんが、地裁や高裁で出されたいくつもの証拠に言及したうえで、「DNA鑑定で、長時間被害者と一緒にいたとされた勝又君のDNAが出ないで、ちょっとだけ捜査に参加した県警幹部のDNAと正体不明の第三者のDNAが発見されている。このことからも勝又君が犯人でないと判断すべきだ」と訴えました。
 勝又拓哉さんの母・イミ子さんは、「拓哉は無実です。きちんと調べて無罪判決を出してほしい」と訴えました。
 台湾人で、一ツ橋大学特任講師の李怡修さんは、「台湾では、無実の死刑囚の再審を検察官が起訴し、雪冤を果たし、その功績が認められて、その検察官が検事総長になっています。そういうこともあり、今台湾では、冤罪事件のとりくみがとても良い方向に向かっています。日本は、いろんな分野において、アジアで他国をリードする役割を果たしています。刑事司法の分野でも、他の国のお手本となるように素晴らしい判決を出してほしい」と述べて、勝又さんの無罪判決を要請する署名を持参しました。署名者の中には最近、雪冤を果たした元死刑囚2人の署名も含まれています。
 袴田事件の要請では、静岡県本部常任委員の田代理恵子さんは、「死体はウソをつかない。科学的鑑定を大事にして、国民が納得できる判決を出してほしい」と訴えました。
 要請には、岩手・栃木・千葉・東京・神奈川・静岡の6都県から17人が参加しました。

新春交流会で勝利誓い合う

 この日は2020年最初の要請行動だったため、恒例の新春交流会を国民救援会の事務所がある平和と労働センターでおこないました。
 「袴田事件今市事件の勝利、そして日本を道理の通る国にしよう」と、国民救援会千葉県本部・鷲尾清会長の音頭で乾杯し、日頃のたたかいをねぎらいました。
 主催者を代表して挨拶した国民救援会の望月憲郎会長は、1979年に始まった統一要請行動が今回で245回目を迎えたと述べた上で、かつてはカウンター越しに一言添えるだけだった要請行動が、「国民の請願権の行使に誠実に応えよ」と求め続けた結果、今では会議室で一定時間の対応をさせるまで改善させたと報告しました。「不当な決定もあったが、弁護団、支援者、当事者が一緒にたたかって前進したことに確信を持ち、これからもいっそう頑張ろう」と参加者を激励しました。
 岩手・花巻支部の高橋綱記支部長は、要請行動参加にあたり、今市事件の資料を読み込んで要請文を練り上げてきたと前置きして、「勉強しながら、本当に乱暴なことをする事件だと思った。国家権力の堕落した姿を感じさせられた。事件勝利に向け皆さんと一緒に頑張っていきたい」と決意を述べました。

司法正す運動私もと入会が

 また、バス運転士として定年後の雇用延長を求めてたたかっている建交労京王新労組の佐々木仁委員長は、差別を受けて29年間も給料が上がっていない実態を話し、「自らのたたかいもすすめつつ、刑事事件を含めて司法を正す運動に参加していきたい」と述べ、救援会にも入会していただきました。なお、佐々木さんを含め、この日あらたに2人が国民救援会に入会しました。
 最後に、すべての事件で勝利をめざそうと決意新たに記念写真を撮りました。

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