日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2019年11月5日号

2019年11月5日号  

兵庫・えん罪花田郵便局事件 証人尋問で、有罪根拠崩れる 国賠裁判でも証拠改ざん立証の山場 神戸地裁  

 2001年、兵庫県姫路市の花田郵便局で発生した黒人2人組の強盗事件で共犯とされ、懲役6年が確定したジュリアスさん(仮名)が再審を求めている裁判で10月16日、神戸地裁で証人尋問がおこなわれました。確定判決は、犯人がジュリアスさんの借りていた倉庫に、ジュリアスさんの了解なしに被害金を隠すことは困難と指摘し、ジュリアスさんを共犯と認定しています。それゆえ、裁判では、ジュリアスさんが不在でも、倉庫に犯人が被害金を隠すことができたかどうかが最大の争点です。
 今回の証人尋問ではジュリアスさんに倉庫を貸していた倉庫所有者の妻が証人となり、事件の前に倉庫が施錠されておらず、扉が開いていた状況を目撃したこと、そして、事件当日の夜に警察から倉庫で立ち合いを求められ、写真も撮られたと証言しました(捜査書類には、翌日と記載されていました)。
 弁護団は、倉庫の扉は施錠されていないこともあり、ジュリアスさんと関わりなく犯人が倉庫を使うことができたこと、また、事件当日は令状なしで捜索・差し押さえがおこなわれ、それを隠すために捜査書類に虚偽の記述がなされたと主張しています。
 次回は、別の証人の証人尋問が11月14日午後2時からおこなわれます。

集会に40人が
 当日は、神戸地裁に県外の支援者も含め40人が集まりました。弁護団と守る会は証人尋問の公開を求めていましたが法廷は非公開となったため、支援者は、近くの会場で待機集会。集会は、守る会の立垣初男事務局長の司会のもと、最初に里見繁代表世話人(関西大教授)より、「捜査当局の証拠偽造、改ざん、証拠隠し、違法捜査でつくりあげられたえん罪事件。再審開始へ頑張っていきたい」と開会挨拶。守る会の濱嶋隆昌さんと播戸夏樹さんの解説を受けて、証言される証人の陳述書(新証拠として提出)を姫路支部の中野博子さんが証人役となって朗読。また、11月に尋問が予定されているもう一人の証人の陳述も垂水支部の浅田耕採さんが朗読。参加者は証人尋問の内容を知り、いっそう無実を確信。参加者からはたくさんの疑問や意見が出され、充実した集会になりました。

国賠でも山場
 ジュリアスさんは、捜査機関による証拠隠し、証拠改ざんの真相究明を求め、国家賠償請求裁判も提起していますが、その裁判の口頭弁論が10月8日、神戸地裁で開かれました。原告側は、郵便局の防犯カメラの画像改ざんを立証する鑑定人(米国在住)などを証人申請しており、裁判長は、次回、証人の採否を決定するとしました。次回の口頭弁論は、12月10日におこなわれます。

倉敷民商弾圧事件全国いっせいアクション 岐阜支部と岐阜の会で集会 事件の本質学び、行動提起  

 国民救援会岐阜支部の大会の企画として、禰屋(ねや)さんの無罪を勝ち取る岐阜集会が10月13日岐阜市内で開催されました(「倉敷民商弾圧事件・岐阜の会」との共催)。当日は、台風の影響で開催が危ぶまれましたが、禰屋町子さんと弁護団の則(のり)武(たけ)透弁護士を迎えて、国民救援会や民商の会員、新婦人や県母親大会の関係者ら合わせて60人以上の方が参加。則武弁護士は、事件の権力側の目的、その手段から始まり、事件の本質を分かりやすく説明していただきました。
 集会では、「岐阜の会」として、|郎朧犬陵彑舛呂きの集中、¬戯疊酬萢彑曾靆升横伊人目標達成に向けて3000人分を集める、A換駭⇒躄饒躄颯僖鵐娚萢冀楼茲任僚顕颪粒催の3つの行動提起がありました。
 禰屋さんには、会場で集めた支援募金6万7千円余を岐阜支部の伊佐地副支部長が代表して手渡しました。

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