日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2019年1月25日号

2019年1月25日号  

熊本・松橋事件 宮田さんに無罪を 第二回三者協議に合わせ要請 熊本地裁  

 34年前に知人を殺害した犯人として有罪となった宮田浩喜さんの再審開始が確定した松橋事件。裁判所、検察官、弁護団による第2回三者協議が1月11日、熊本地裁でおこなわれました。
 記者会見で弁護団は、裁判長から、早期に判断をおこないたいという意向が示されたこと、1月中にあと2回協議をおこない、2月8日に再審公判がおこなわれる予定であると述べました。
 検察から自白調書などの証拠調べを申請したいと述べたことに対して、裁判所の方針としては採用しない方向であることを示しました。
 弁護団は、「自白調書を採用しないということならば、(有罪に向けての審理とはならないから、弁護団としても必要はないので)、新たな書類提出はしない」と述べました。
 当日は熊本、鹿児島から7人の支援者が検察と裁判所に要請をおこないました。検察に「無罪論告をおこなえ」と求める団体署名38通を、裁判所に「無罪判決をせよ」の署名382人分を提出しました。
 救援会熊本県本部では、検察あての団体署名をさらに広げることを呼びかけています。
 署名問合せ先:〒862―0954 熊本市中央区神水1―30―7 コモン神水 国民救援会熊本県本部 FAX050(3335)8986

岡山・倉敷民商弾圧事件 禰屋さん十分に調べ無罪を  

 1月15日、岡山地裁へ昨年5月から数えて18回目の要請をおこないました。
 参加者6人全員が、後藤裁判長に、「弁護団申請の証人・証拠を十分に調べ無罪判決を求める」「検察に公訴の取消を求めよ」の要請書を提出しました。全国から寄せられた署名は、個人5万902人分、団体488となりました。
 禰屋町子さんは要請書で「私が脱税をほう助した事実はない。だから十分な立証計画を出すことができないのです。建設会社からほ脱の利益供与は一切うけていません。年数回しか訪問しないのに資産の全容はわかりません。確定申告についても、過去税務署から一度も注意や警告をうけたことはありません。私は無罪です。検察が立証計画が明らかにできないなら、公訴取下げを示唆することを求める」と強調しました。

大阪・東住吉冤罪事件・青木国賠裁判 被告は書面のみ提出 全国からの署名、1万を突破 大阪地裁  

 放火殺人ならびに保険金詐欺未遂容疑で1995年に逮捕、起訴された青木惠子さんは、16年に再審無罪となりました。青木さんが誤判の原因と、責任追及を求めている東住吉冤罪事件・青木国賠裁判の第6回口頭弁論が1月11日、大阪地裁で開かれました。
 これまで原告青木さんの代理人弁護団は、青木さんの主張、そしてその前提である「東住吉冤罪事件」がどのようにして起きたのか、事件ではなく自然発火による事故であったこと。警察や検察はそれを知りながら、朴さんに自白を強要し、自白と矛盾する証拠の数々は秘匿したままで、その自白を証拠に起訴したこと。確定審において、改めて自然発火の可能性について認識しえた段階以降も公訴を維持し続けたこと等々、詳細に明らかにしてきました。回を重ねるごとに傍聴者も増え、6回目を迎えて、ほぼ満席が実現しました。
 被告である国や大阪府は当初、「原告の国・府に対する請求を棄却する」ことを求めるという答弁、さらには原告の請求に対する認否、被告国の主張は追って準備書面で明らかにするとしたのみでした。
 第5回の口頭弁論で、裁判所から被告に対し、年末27日を期限として反論書の提出が命じられ、ようやく提出された反論書に基づく陳述が期待された今回の第6回口頭弁論でしたが、結局、被告側は何ら口頭で述べることなく終了、反論書の内容はすべからく「原告の主張には理由がない」という結論に終始しています。
 終了後の要請行動では全国から集まった2000人分の署名を提出。累計1万人を突破しました。
 次回口頭弁論は、3月14日です。

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