日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2018年5月15日号

2018年5月15日号  

第67回中央委員会を開催 会員、支部と力を合わせ全国大会むけ会員拡大を  

 創立から90年をむかえた4月14日、日本国民救援会第67回中央委員会が開かれました。国民救援会の役割を発揮して各地で奮闘している姿が報告されました。(中央委員会のポイントは2面掲載)

 中央委員会では36人が発言し、いずれも国民救援会の役割を大いに発揮し、すべての事件で勝利しよう、また7月の第59回全国大会にむけて会員を増やそうと発言がされました。

事件の勝利に向け組織拡大
 特別発言では、栃木・橋本次夫さん(勝又拓哉さんを守る会事務局長)が、控訴審の公判が大詰めとなっている今市事件について報告。「公判の中で、有罪判決の矛盾が明らかになっています。勝又君の無罪を勝ちとるため、学習会を開いてほしい」と訴えました。
 全国大会の開催地・滋賀県本部からは、中野善之助中央委員が特別発言しました。「創立90周年の開催地として、前大会から57人の前進で奮闘しています。目標まではまだあと100人以上ありますが、地元の湖東記念病院人工呼吸器事件日野町事件、2つを勝利させるため、頑張って到達したい」と決意表明しました。
 東京・小金井3千万署名不当連行事件について、生江尚司中央常任委員が全国からの激励に地元が大きく励まされていると発言。「安倍改憲に反対する市民を弾圧し、黙らせようという意図を感じる。署名活動は誰にでもできる表現活動として大切に保障されなければならないもの。事件の早期解決と、憲法を守る力を大きく広げ、三多摩の救援会組織を強化する」と決意を述べました。

会員の協力で目標の達成を
 組織建設について、2県本部から特別報告がありました。
 福島県本部の目黒幸子中央委員は、「7年前の東日本大震災の原発事故後、県本部常任委員会で、原発事故は最大の人権侵害だと確認し、それを打破するためには救援会員をふやすことが大事だと意思統一し、以後7年間、節目を設けて拡大してきました」と報告。「支部には自分から目標をたててもらいます。原発事故で避難している原町支部の会員も拡大してくれました。1人が頑張るのではなく、県本部、支部、会員、みんなでやらないと目標には届きません。福島の目標は1千人。減っても、それを乗り越えて、目標達成して全国大会をむかえましょう」と呼びかけました。
 岡山県本部の竹原正樹中央委員は、倉敷民商弾圧事件への支援のお礼と3人の無罪判決を勝ちとる決意を述べました。
 そして、倉敷民商弾圧事件の勝利に向けて、岡山の会員が事件を語り、「入会しませんか」のひとことを言えるようにするため、県本部版には毎回、事件の内容が分かるように工夫をしていること、県本部事務局長である自分が、会員の先頭に立って、常に入会リーフを持ち歩き、初対面の人にも声をかけて仲間を増やしていることなどを報告し、過去最高会員数をさらに増やし、目標達成する決意を述べました。
 中央委員会では、全国大会までの方針を全会一致で採択し、各地での奮闘を誓い合いました。

岡山・倉敷民商弾圧事件 署名12万人に到達  

 倉敷民商弾圧事件の小原・須増裁判で、4月20日、最高裁要請行動がおこなわれました。当日は、当事者の小(こ)原(はら)淳(じゅん)さん、須(す)増(ます)和(かず)悦(よし)さん、そして禰(ね)屋(や)町子さんを含め、9都道府県から43人が参加しました。参加者は早朝から最高裁前でビラを配布し、宣伝カーから「公正な判断で無罪を」と訴えました。その後、要請行動をおこない、その際、個人署名3059人分を提出。これまでの累計で12万79人分となり、12万を突破しました。

第3回総会で運動強化採択
 4月19日、倉敷民商の勝利をめざす全国連絡会の第3回総会が東京都内で開かれ、北は北海道から南は福岡まで13都道府県から110人が参加しました。
 自由法曹団の荒井新二前団長が開会のあいさつをおこない、弁護団から禰屋裁判の高裁判決のポイントや小原・須増裁判の最高裁での状況について報告がされました。岡邑祐樹弁護士は、有罪判決を破棄し岡山地裁に差し戻した禰屋判決について「ずさんな地裁の裁判を厳しく批判した」と評価しつつ、「差戻し審のあり方に注文をつけ、検察に助け船を出したとも言える」と指摘し、「これからが正念場、ともにたたかおう」と呼びかけました。
 その後、国民救援会の鈴木猛事務局長が議案を提案。この1年で全国の奮闘で署名やパンフの普及など掲げた目標を達成できたことを報告。3人の無罪をめざし、―靆湘の提出、メーデーなどの集会での支援の呼びかけの強化、∋件の真実を学ぶために、パンフの活用、学習会の推進、A換馘な集会などの計画、せ抉臍反イ粒搬隋Χ化の推進などの方針を提案。つづいて、小原さん、須増さん、禰屋さんが無罪をめざし決意を表明しました。
 総会は、拍手で議案とアピールを採択した後、最後に、全商連・鎌田保副会長が閉会のあいさつをおこない、無罪をめざし団結ガンバローをおこない終了しました。

鹿児島・大崎事件 生きて再審を 弁護団が意見書提出 最高裁  

 鹿児島・大崎事件の弁護団は4月20日、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)に対して、検察の特別抗告を一刻も早く棄却することを求めた要請書と意見書を提出しました。
 要請書では、憲法が保障する迅速な裁判を受ける権利侵害であること、原口アヤ子さんはもうすぐ91歳となるため、生きているうちに名誉を回復することが司法の責任であることを強調しています。
 記者会見では原口さんの長女夫妻、映画監督の周防正行さん、布川事件国賠訴訟の桜井昌司さんも参加し、訴えました。長女の京子さんは「最高裁は検察庁の姿勢を正してほしい。今度こそ再審無罪を勝ちとりたい」と決意を述べました。当日は首都圏の会、再審・えん罪事件全国連絡会、救援会が激励行動をおこないました。

長野・あずみの里「業務上過失致死」事件 山口さん「私は無罪です」  

 特別養護老人ホームあずみの里で、利用者(85歳)がおやつを食べた直後に意識を失い、救急搬送された病院でひと月後に亡くなった事案で、そばにいた准看護師の山口けさえさんが業務上過失致死罪に問われている特養あずみの里「業務上過失致死」事件。
 この裁判は「事故」でも「事件」でもない出来事が刑事裁判にかけられたという点や、初公判から約3年と長期化していることでも異例づくめの裁判になっています。
 4月23日、長野地裁松本支部で開かれた公判では、裁判官一人と検察官の異動に伴い、弁護団がこれまでの論点と経過を整理して更新弁論をおこないました。
 山口さんも意見陳述し、「起訴状では私の過失によってこの異変が生じたので、私に責任があるとされています。私は看護師として気を抜くことなく食事介助や救命に努めました。私も含めて皆の対応は適切だったと思います。いつも心をこめて看護や介護にあたっている職員に責任を負わせることは、納得できません」と訴え、あらためて「私は無罪です」と力強く述べました。
 今後は、専門家による証人尋問が7月まで予定されて、裁判も重要な段階を迎えます。全国からのご支援をお願いします。(特養あずみの里業務上過失致死事件裁判で無罪を勝ち取る会事務局)

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