日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2018年12月5日号

2018年12月5日号  

東京・三鷹事件 年度内にも決定の可能性 署名など支援強めよう  

 11月24日、「三鷹事件の真相を究明し、語り継ぐ会」が武蔵野市内で総会を開きました。堀越作治代表世話人が「事件発生70年の節目を来年に控え竹内景助元死刑囚の再審実現を」と開会あいさつ。
 弁護団報告に立った米倉勉弁護士は「早ければ年度内には可否の判断が出るという局面を迎えている。請求人の竹内さんのご長男の年齢を考慮しても早期に開始決定をかちとりたい」と支援の強化を訴えました。会の世話人で『三鷹事件の真実に迫る』の著者、梁田政方さんが講演。「戦争に謀略はつきもの」だと、朝鮮戦争前夜の時代背景と事件、アメリカ占領軍との関係を解明し「必ず真実を明らかにしよう」と呼びかけました。
 吉村勝雄事務局長が活動報告を行い、三鷹市内の小学生が自由研究のテーマに事件を選んだり、来年が事件発生70周年にあたることから、マスコミも取材に入るなど関心が高まっていることを紹介。国民救援会中央本部の望月憲郎会長も連帯挨拶で最終盤の支援を強めようと訴えました。「新聞報道で集会を知った」など100人を超える市民が参加しました。(三多摩総支部・生江尚司)

東京・小石川事件 「伊原さん犯行でない」再現実験で冤罪を確信  

 11月17日、小石川えん罪事件支援する会は、犯行現場再現調査をおこないました。
 この事件は2002年、東京・文京区小石川のアパートで84歳の女性が殺害され、そのアパートに住んでいた伊原康介さん(当時21)が犯人として無期懲役が確定した事件です。現在千葉刑務所から裁判のやり直し(再審)を訴えています。2017年に東京で「支援する会」が結成されました。
 「再現調査」では、弁護団の伊集院剛弁護士が事件の概要を説明し、4畳半のアパートの原寸大の平面図を床に広げ、実物大の被害者の人形を用意して、犯人役の人が、有罪判決(確定判決)が認定した犯行状況を再現しました。
 犯行状況は、廊下から部屋をのぞき、流しの前に立つ被害者がいるのに部屋に侵入し金品を物色しようとし、被害者が振り返ったので、置いてあったタオルをとって口を押さえて後ろに引き倒して、のしかかってタオルを押し付け窒息死させたとされています。
 実際に再現してみると、部屋に被害者がいるのに侵入したおかしさ、狭い空間で椅子などにぶつかって押し倒して押さえつけることは不可能であることなど、客観的な状況との矛盾が明らかになりました。
 さらに、弁護団が提出した新たな証拠、“鏗下圓慮にあったタオルからは犯人とされた伊原さんのDNAはなく、他者のDNAがあること、被害者の衣服に接触したはずの伊原さんの衣服の繊維片が検出されていないこと、J色したとする小物入れの前に置いてあったラジオから伊原さんの指紋が検出されておらず、このラジオに触らずに小物入れを開けることはできないこと、その他物色したとされるタンスや引き出しなどからも伊原さんの指紋が検出されていないことなど、伊原さんの無実を確信できることが説明されました。その後、現存するアパートも見に行きました。
 参加者は、「伊原さんが犯人でないことが良くわかった」と冤罪に確信をもち、今後の運動を確認しました。

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