日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2017年5月25日号

2017年5月25日号  

共謀罪の成立許さぬ  

署名55万4千提出  

 共謀罪法案の成立を阻止しようと、共謀罪NO!実行委員会と総がかり行動実行委員会は、5月12日、法案反対署名の第1次分として55万3878人分を国会に提出しました。また、5月9日には国会内で集会を開催。国民救援会は集会後、独自に国会要請行動にとりくみ、8都県の救援会員35人が参加し、衆参全法務委員を訪問し、廃案を要請しました。

 全国各地から集まり国会議員会館前に積み上げられた署名の束。国会前行動に集まった400人の参加者の前で民進党・福山哲郎参議院議員、日本共産党・志位和夫衆議院議員、社会民主党・吉川元衆議院議員、沖縄の風・糸数慶子参議院議員に署名が手渡されました。署名を受けて共産党の志位委員長は、「野党4党結束して廃案のために頑張る」と決意を述べました。

議員に要請  

 これに先立つ5月9日には、国民救援会主催の要請行動がおこなわれ、8都県35人の会員が参加しました。
 要請行動の参加者は、衆参合わせて55人の法務委員と金田勝年法務大臣の議員控え室を手分けして訪れ、要請をおこないました。
 与党・自民党は「うちは自民党だから賛成です」と言って話を切り上げるなど、おおむね聞く耳を持たぬ対応でした。また、衆院法務委員会の審議の最中、質問内容を相談する民進党議員に向かって「あれはテロ等準備行為じゃねえか」とヤジを飛ばした土屋正忠衆院議員の秘書は、面会を拒絶し、資料のポスト投函も拒否。
 公明党の濱地雅一衆院議員の秘書は、「大丈夫だという立場でやっている」と話し、法案に危機感を抱いていませんでした。
 維新の会の松浪健太衆院議員の秘書は、要請団が見解を求めたところ「党議で動いており、議員自身は判断していない」と述べ、思考停止を宣言するような発言がありました。
 無所属の山口和之参院議員の秘書は、「まだ衆院段階なので法案について勉強していない」と回答しました。
 意思統一の集会には、共産党の畑野君枝衆院議員と藤野保史衆院議員が激励に駆けつけ、藤野議員は、「(言論弾圧や冤罪事件の)たたかいの現場を知っている国民救援会の皆さんが国会議員に実態と事実を伝え、(共謀罪廃案を)迫っていくことが強い力になる」と激励しました。

全国で奮闘  

 共謀罪法案阻止をめざし、国民救援会が全国で奮闘しています。
 全国で国民救援会が関わった行動が546カ所となりました(学習会293カ所、宣伝196カ所、集会等57カ所)。行動した支部も217支部となりました。国民救援会共謀罪阻止闘争本部では廃案めざし、さらに運動を広げようと呼びかけています。

静岡・天竜林業高校成績改ざん事件 東京で支援集会  

 天竜林業高校元校長だった北川好伸さんが、謝礼を受取り、生徒の成績調査書の改ざんをおこなったとして、虚偽有印公文書作成罪が確定した事件で、4月26日、再審開始を求めて北川好伸さんを支える会、同愛知の会、国民救援会愛知県本部の呼びかけで、宣伝と東京高裁への要請行動がおこなわれました。要請団は署名2969人分を提出し、公正な審理を尽くすよう求めました。
 夜には、地元静岡をはじめ愛知、東京などから50人が参加して支援集会がおこなわれ、弁護団の海渡雄一弁護士と海渡双葉弁護士が地裁の再審棄却決定の問題点と即時抗告審申立書のポイントを解説しました。

長野・あずみの里業務上過失致死事件 支援集会に200人  

 特養ホームあずみの里で、利用者にドーナツを誤嚥させ窒息死させたとして、職員の山口けさえさんが業務上過失致死で起訴された事件の全国支援集会が4月23日、松本市で開かれ、全国から200人を超える参加がありました。
 集会では、木島日出夫弁護団長が報告。山口さんにどんな「注意義務」違反があったのか、「誤嚥」と死亡との因果関係など、具体的な事実について検察に釈明を求めると、追い込まれ公判を維持できなくなった検察が予備的訴因を追加し、裁判所がそれを認めたと報告。裁判は新たな段階を迎えたと強調しました。
 被告人の山口さんは、「眠れない辛い日々もあったが、職場の仲間に励まされ今日まで頑張れた。裁判も新たな展開が始まると聞き不安もあるが、私だけの問題ではないと今日も励ましをいただいた」と述べ、たたかう決意を訴えました。
 集会の最後に、年内に20万人を目標に署名にとりくむことが確認されました。

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