日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2017年10月5日号

2017年09月15日  

滋賀・湖東記念病院人工呼吸器事件 「無罪勝ちとる」と意欲 西山美香さん満期出所  

 勤務していた病院で人工呼吸器を外して患者を殺害したとして、12年の懲役刑を受けていた元看護助手の西山美香さん(37歳・再審請求中)が8月24日、刑期満了で和歌山刑務所を出所しました。西山さんは、ご両親と井戸謙一弁護士に付き添われて支援者20人が待つ交歓会に出席し、支援者に元気な姿を見せました。

 会場で待つ支援者の前に現れた西山さん。拍手で迎えられて、多少驚いたような顔も見せましたが、和やかな会場の雰囲気に表情も和らぎ、終始ニコニコと笑顔で過ごしました。
 「支える会」会長の伊藤正一さんが「元気な姿に安心した」と声をかけると、西山さんは、「中学時代はやんちゃもしていたので、まさか先生方が支援する会を作ってくれるなんて考えもしませんでした」と話しました。
 座の進行役を買って出た井戸弁護士が、交歓会の世話をした救援会和歌山県本部の皆さんと、支援者に謝意を述べ、つづいて出席者全員の自己紹介と出所歓迎のスピーチがおこなわれました。
 西山さんと文通で激励していた徳島県の広間豊治さんは、湖東記念病院事件があまり知られていないなか、粘り強く署名を集めていると語り、西山さんの精神鑑定に関わった愛知県の小出将則医師は、「美香さんの手紙300通に目を通したが、やっていないと確信した」と語りました。和歌山刑務所で一緒に過ごしたこともある、大阪・東住吉事件の青木惠子さんから花束が贈られ、刑務所時代に声をかけあったことなどが紹介されました。
 西山さんは裁判について、「即時抗告審で負けても最高裁でたたかう、両親が元気なうちに無罪を勝ちとりたい」と意欲満々。獄中の西山さんの様子について井戸弁護士が話し、美香さんから裁判記録を読みたいとの連絡を受けて送ったところ「これはどういう意味?」と質問が寄せられ、その都度返事を書いていると、やがて法律用語辞典の差し入れを求められたエピソードを紹介。向学心に燃えていて、前向きになっていると話し、「美香さんの決意に応え、私も勝つまでたたかう覚悟を決めています」と述べると大きな拍手が起こりました。
 救援会彦根犬上支部長の北村寿久さんは、落ち着いたら地元彦根で大々的に報告集会をやりたいと話しています。(県本部・川東繁治)

弁護団「再審開始の可能性充分」 大阪高裁で審理が終結  

 湖東記念病院人工呼吸器事件の再審請求の即時抗告審がおこなわれている大阪高裁で8月17日、3回目の三者協議がおこなわれ、審理が事実上終結しました。
 審理は、被害者の死因を「急性低酸素状態」だとした確定判決が妥当であるかどうかが争点になっています。会見で弁護団長の井戸謙一弁護士は、今回提出した主張書面と新証拠について、急性死における原因が致死性不整脈と窒息の場合、その割合の資料を裁判所から求められたので提出したと報告。消防局や病院のデータから急性死の原因が窒息死よりも致死性不整脈のほうが高いという結果にもとづき主張したと述べました。
 裁判所は急性死のなかで原因不明と扱われる割合についてデータを求めており期限は今月中であると述べました。また裁判所は追加の資料を踏まえて決定を出すとし、その時期はできるだけ急ぐとしながらも明言は避けました。
 井戸弁護士は、裁判所が事件に疑問をもち、弁護側に聞いてきている感触があると答え、再審開始の可能性は充分にあると述べました。
 同日、西山美香さんを支える会と国民救援会は、大阪高裁に個人署名176人分を提出(累計7421筆)し、一日も早い再審開始決定を出すよう要請しました。

〈要請先〉〒530―8521 大阪市北区西天満2―1―10大阪高裁 後藤眞理子裁判長

茨城・布川事件国賠 開示命令を無視 検察「ないので出せない」東京地裁  

 強盗殺人事件の犯人とされ刑務所で29年間服役し、再審無罪となった桜井昌司さんが起こした国賠裁判の口頭弁論が、8月30日、東京地裁(朝倉佳秀裁判長)でおこなわれました。昨年3月に出された文書提出命令に関して双方が即時抗告して東京高裁で争っていましたが、同じく再審無罪となった故杉山卓男さんの初期の自白録音テープについての文書提出命令が確定したので(検察はあくまで爐覆い里能个擦覆き瓩箸靴督鷭个靴討い覆ぁ法∨楮枷修諒柤世再開したもので、2015年12月以来、1年8カ月ぶりの弁論となりました。
 桜井さんは、自らの自白の契機となった「(桜井さんが犯行を否認した供述が)嘘と出た」というポリグラフ検査に関する文書について、裁判所が文書提出命令を出さなかったことについて意見を述べました。
 次回弁論は12月6日におこなわれます。(支援する会・山川清子)

茨城・布川事件国賠 開示命令を無視 検察「ないので出せない」東京地裁  

 強盗殺人事件の犯人とされ刑務所で29年間服役し、再審無罪となった桜井昌司さんが起こした国賠裁判の口頭弁論が、8月30日、東京地裁(朝倉佳秀裁判長)でおこなわれました。昨年3月に出された文書提出命令に関して双方が即時抗告して東京高裁で争っていましたが、同じく再審無罪となった故杉山卓男さんの初期の自白録音テープについての文書提出命令が確定したので(検察はあくまで爐覆い里能个擦覆き瓩箸靴督鷭个靴討い覆ぁ法∨楮枷修諒柤世再開したもので、2015年12月以来、1年8カ月ぶりの弁論となりました。
 桜井さんは、自らの自白の契機となった「(桜井さんが犯行を否認した供述が)嘘と出た」というポリグラフ検査に関する文書について、裁判所が文書提出命令を出さなかったことについて意見を述べました。
 次回弁論は12月6日におこなわれます。(支援する会・山川清子)

鹿児島・大崎事件 再審確定に弾みを 全国現地調査  

 6月に再審開始決定が出され、福岡高裁宮崎支部で即時抗告審がおこなわれている大崎事件。裁判所は、検察側に9月末日までに即時抗告趣意補充書を提出することを求めており、裁判が早いテンポで進んでいます。原口アヤ子さんの無実を確信し、再審確定に弾みをつけるために、現地調査へご参加ください。
日 時:10月14日(土)〜15日(日)
    午後1時30分〜正午
場 所:鹿児島県大崎町・あすぱる大崎
費 用:1万3千円(宿泊費含む)
申込み:国民救援会鹿児島県本部
    TEL 099(298)5161

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