日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2016年6月25日号

2016年6月25日号  

岡山・倉敷民商弾圧事件 上告趣意書を提出 口頭弁論開けの世論を 最高裁  

 倉敷民商事務局員の3人が税理士法違反などで不当逮捕、起訴された倉敷民商弾圧事件で、小原・須増裁判の当事者と弁護団は6月13日に、最高裁へ上告趣意書を提出しました。
 当日は午前中、地元岡山をはじめ全国の支援者の代表17人が最高裁へ要請しました。
 昼には激しい雨が降る中、最高裁正門前に60人が集まり、上告趣意書を提出する弁護団を激励。岡山弁護団と、新たに加わった東京弁護団も紹介され、支援者の拍手で見送られながら、最高裁へ入りました。
 その後、参議院議員会館で学習決起集会が開かれ90人が参加。弁護団を代表して則武透弁護士が、一、二審の不当判決を解説しました。一審判決は小原さんたち2人が作成を手伝った民商会員の確定申告書は適正なものであり、誰にも迷惑はかけていないことを認めました。しかし、税理士法の立法目的「課税の適正かつ円滑な運用」を「損なうおそれ」があったから有罪だとしました。二審判決も、税理士法は「おそれ」を防止するために定めたものであり、限定的に解釈する理由はないと形式的に有罪としました。続いて、則武弁護士は上告趣意書のポイントを報告しました。
 小原淳さんは、「自分たちで税額を計算し、納税する方法が否定される判決は許されない。無罪を勝ちとるため、ご支援をお願いします」とあいさつ。須増和悦さんも、「全国40人を超える弁護団の努力と英知の結晶である上告趣意書を提出し、最高裁のたたかいをスタートしました。ご支援よろしくお願いします」と、あいさつしました。
 岡山から14人が参加した倉敷民商を支える岡山の会などから発言を受け、最後に全国連絡会から、口頭弁論を開くことを求める署名や要請行動などについての行動提起を確認し、閉会しました。
 倉敷民商の小原事務局長と須増事務局次長は税理士法違反として、一、二審とも懲役10月(執行猶予3年)の有罪判決を受け、最高裁に上告しています。なお、税理士法違反と法人税法違反で起訴された事務局員の禰屋町子さんの裁判は、岡山地裁で審理中です。

鹿児島・大崎事件 長女が裁判官に訴え 「母はやっていない」鹿児島地裁  

 鹿児島県大崎町で死体遺棄事件が起こり、原口アヤ子さんと親族の3人が殺害したとされた大崎事件の第3次再審請求審で、6月3日、再審請求人の一人で、原口さんの長女の意見陳述が鹿児島地裁でおこなわれました。
 弁護団によると、事件を境にしての悲痛な苦労を裁判官に訴え弁護団も涙を流して聞いたということでした。
 三者協議では、遺体撮影した46本の写真ネガについて、検察が「開示されていないものを、6月13日までに提示する」との回答があり、弁護団はプリントできるものなら現像することにしています。
 また、弁護側提出の大橋靖史・高木光太郎両教授による供述心理鑑定書について、検察側が再度両教授への反対尋問を実施する可能性もあると回答しました。
 弁護側が提出した吉田謙一教授の法医学意見書に対して、検察は反論の意見書を出すこと、検察側から法医学者の近藤稔和教授の補充鑑定書を7月末までに出すこと、最終意見書を双方、11月末までに出すことを確約しました。
 次回の三者協議は、8月2日です。
 記者会見では、原口さんの長女も発言しました(別項)。
 当日は鹿児島地裁前で、熊本、宮崎もふくめて25人で支援集会。そのあと弁護団を法廷に送り出し、裁判所のまわりをシュプレヒコールをあげながらパレードしました。(宮崎県本部・堀田孝一)

どうか、母を助けて下さい 原口さんの長女  

 今日までに37年間、犯罪者としてみんな苦しんできました。志布志警察が殺人と決めつけて、親族4人が犯罪者とされました。「取調べがほんとうに苦しかった」と言って2人は自殺してしまいました。
 父は交通事故で、身体も思うように動けないような状況だったのに犯人にされてしまいました。父も「母がした」と言わされてしまいました。母も父も連れて行かれたので、両親と一緒に暮らし話すことはありませんでした。家族の仲を引き裂く冤罪は絶対にしてほしくない。
 母は本当ににやっていないからこそ、37年間やっていないと言い続けてきました。母が元気なうちになんとかいい知らせをと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。

高知・高知白バイ事件 片岡さんの再審を 四国ブロックで要請行動 高松高裁  

 6月3日、国民救援会四国ブロックの4県本部の会長、事務局長が、高松高裁に、高知白バイ事件の一日も早い再審開始決定を出すよう要請しました。事件は右折待ちで停車中のスクールバスに白バイが激突し、バス運転手の片岡晴彦さんが業務上過失致死罪で有罪となったものです。
 高裁では各県会長からの要請書と、地元支援する会役員の片岡稔和さんからの嘆願書、全国からの署名を担当書記官に朗読して渡しました。
 記者会見で再審請求人の片岡さんは、「高裁で一年半が過ぎた。早急に三者協議を再開してほしい。白バイがぶつかった時、バスは止まっていたと証言してくれた3人がウソつき呼ばわりされないためにも、たたかいぬきたい」と述べました。
 要請の前には、高松市内の繁華街で宣伝行動にとりくみました。四国ブロックでは毎月、事件の起きた3日に要請行動を続けることにしています。
(徳島県版より)

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