日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2014年3月15日号

2014年3月15日号  

名張事件全国集会 咲かせ、再審の桜 集会成功させ奥西さん救おう  

 2月20日、5都県16人の参加でおこなわれた名古屋高裁と高検への要請。マスコミも注目し、地元局の夕方のニュースで報道されました。

 ぶどう酒に農薬を入れ、5人を殺害したとして死刑判決を受けている奥西勝さん。事件発生から53年が経過したいまも、病床から無実を訴え続けています。そんな中、花開く春に、奥西さんの再審も花咲かせようと、4月6日に、名古屋市で全国集会が開かれます。地元愛知では、集会の成功をめざし、宣伝行動や団体オルグをおこない、奮闘しています。全国からの参加で集会を成功させましょう。
(集会主催=名張事件愛知守る会、国民救援会愛知県本部、名張事件全国ネット、国民救援会中央本部)

団体を訪問し
協力もとめる

 「奥西さんは今年88歳。2度の危篤状態から立ち直り、無実を訴えています。この集会を成功させ、再審開始へ繋(つな)げたい。力を貸してください」
 集会主催団体は2月、県内の労働組合や民主団体など55団体を訪問し、集会成功への協力を要請しました。
 訪問先では訴えに対し、「裁判所が時間を引き伸ばし、静観するなど許せない」などと怒りの反応があり、「機関紙へ折り込むから、ビラを千枚ほしい」「次の役員会で、整理券を配布する」などと好反応。4日間の行動で、ビラ7千枚、チケット3千枚余を託しました。

宣伝行動では
市民から激励

 集会会場となる鯱(こ)城(じょう)ホールの付近で、毎月定例の名張事件の大須観音定例宣伝行動が2月28日におこなわれました。通算199回目の行動となった。この日は、18人の参加で79人分の署名を集めました。
 ビラを渡し集会への参加を呼びかけると、署名に協力した人からは、「映画『約束』見ました。この事件は絶対に冤罪です」、「奥西さんを早く出してあげてください」、「テレビで見ましたよ。がんばってください」と、激励の声が多くかけられました。

支部が奮闘し
成功をめざす

 また、天白支部では、2月19日の宣伝の際に集会のビラを配布。宣伝終了間際にビラを受け取った高齢の女性が、「私も名張事件は知っている。亡くなった吉田弁護士とも知り合いだった」と話し、「集会へは行けないかもしれないが頑張って」と募金3万円を手渡してくれました。
 知多北部支部では、2月9日に映画「約束」の上映会を開催し、会場いっぱいの70人が参加しました。上映後、奥西さんの面会人・国民救援会顧問の稲生昌三さんが、奥西さんの近況と、俳優・仲代達矢さんからの手紙を紹介。集会への参加を訴えました。

バス仕立てて
大挙して参加

 集会成功へ県外のとりくみも活発です。福井、大阪、兵庫からは、「貸し切りバスで参加する」との連絡が入っています。
 福井県本部の木原和治事務局長は、「福井女子中学生事件の前川彰司さんも集会で発言するし、名古屋高裁への要請などで愛知のみなさんには大変世話になっている。20人以上で参加し、集会の成功に貢献したい」と話しています。
 毎月の名古屋高裁・高検への要請行動に代表を複数人派遣している兵庫支援する会も、バスで30人の参加をめざし、とりくみを進めています。

鹿児島・大崎事件 無実さらに明白に 確定判決と異なる証拠が開示 福岡高裁宮崎支部  

 1979年に鹿児島県大崎町で起きた殺人死体遺棄事件で、被害者の義理の姉である原口アヤ子さんら4人の有罪が確定した大崎事件第2次再審請求審の第8回三者協議が、2月20日、福岡高等裁判所宮崎支部でおこなわれました。
 報告集会で弁護団によると、1月6日検察が「裁判所にだけ出す」といって提出してきた証拠の標目(リスト)について、裁判所がチェックした結果、一つをのぞいては、すべて関係ない文書であり、証拠の標目を開示する必要はないと判断したとのことです。
 開示された一つとは、(原口さんの「共犯」とされた)2人の男性の逮捕時の、警察からの新聞発表文案です。その内容は「2人が両側からタオルを引っ張って殺害した」という内容で、確定判決の「2人が押さえて、1人が両手でタオルで首を締めて殺した」という認定と異なりました。弁護団の粘り強い要求で、確定判決と異なる証拠を一つ出させた意義は大きいです。
 これで裁判所は証拠に関しての協議を終え、最終意見書を弁護団は3月上旬までに、検察側は3月末までに提出することが再度確認されました。次回3月17日に第9回三者協議ですすみ具合を確認することにして協議は終わりました。
 当日は、熊本、鹿児島、宮崎から支援者48人が参加し、裁判所前で弁護団を激励。風船とノボリ旗を手に裁判所のまわりを歌声で一周し、最後に検察庁に向かって証拠開示をしぶる検察庁の態度に抗議しました。(宮崎県本部・堀田孝一)

沖縄・ヘリパッド訴訟 国の訴え棄却を 住民運動弾圧許さない 最高裁  

 沖縄・高江住民運動弾圧訴訟をたたかう伊佐真次さんの最高裁でのたたかいを「支援する会」(事務局・安保破棄中央委員会)の呼びかけで、2月28日、最高裁に公正な判決を求める要請行動を13人の参加でおこないました。国民救援会からは、瑞慶覧淳副会長が参加しました。
 この訴訟は、沖縄県東村高江に、米軍のヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)建設に反対する住民運動を、国が弾圧する目的で、住民を相手に起こしている前代未聞の裁判です。「通行妨害」とされた伊佐さんの行為は、工事を強行する防衛施設局の職員に対して住民が静穏な生活を守るために抗議の意思を表明した非暴力のものであり、一、二審の判決は、こうした事実を無視し、憲法21条が保障する表現の自由を踏みにじる不当な判決でした。これを不服として、伊佐さんが最高裁に上告してたたかっています。
 この日の要請行動で伊佐さんは、「基地建設が強行されようとしているところはノグチゲラなど希少種を含む野鳥が生息する地域で、その保護のために、これまでは営巣期の3月以降は工事を中止してきたが、今年は3月以降も工事を継続すると言っている。また、すでに高江上空では欠陥機オスプレイの夜間訓練が実施され、住民生活に支障が出ている。一日も早く最高裁が国の訴えを退けて、住民の平穏な生活が取り戻せるようにしてほしい」と訴え、公正な判決を求めました。
 この日の要請行動では、7613筆の署名を提出しました。ひきつづき、全国からの支援をお願いします。

なくせ冤罪!市民評議会 冤罪被害者の声聞け 刑事司法特別部会に要請  

 法制審議会の「新時代の刑事司法制度特別部会」が当初の設置目的から離反し、捜査当局の権限拡大の議論が論議の中心になりつつあるなか、2月24日、なくせ冤罪!市民評議会の代表や足利事件の菅家利和さん、布川事件の桜井昌司さん、杉山卓男さんらが特別部会に要請および抗議をおこないました。
 昨年7月に、同市民評議会が特別部会の議論を本来の目的に基づくものとするには、「冤罪被害者の声を直接に聞くことこそ、何よりも優先すべき、必要不可欠な前提」であるとする要請をおこなっていましたが、特別部会からは何の回答もなされませんでした。今回の要請は、抗議の意思を表明するとともに、再度、冤罪被害者の声を直接聞き、特別部会が本来の趣旨にそった最終答申を出すことを求めておこなわれたものです。

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