日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2014年11月15日号

2014年11月15日号  

兵庫・養父市議選不当捜査事件 不当な捜査やめよと県警本部に要請行動  

事件発生から2年
捜査と称し呼出し

 2012年の養父市議選中に、八鹿高校OB宅に届いたとされる手紙が公選法違反とされた不当捜査事件で10月24日、国民救援会兵庫県本部と兵庫労連、兵庫民医連、日本共産党兵庫県委員会などの代表50人が参加して兵庫県警に抗議行動をおこないました。
 この事件は公選法違反を口実に、養父警察署が家宅捜索や市民の呼び出しを続けているもので、県警は「時効(3年)までやるかもしれない」として、捜査と称する呼び出しをおこなっています。しかし事実上は捜査等はおこなっておらず、ひたすら呼び出しだけを続けて市民に恐怖を与えるというもので、卑(ひ)劣(れつ)な選挙弾圧です。
 県警捜査二課に対し、兵庫県本部の茅(かや)野(の)涼一副会長が捜査の終結を申し入れました。国民救援会大阪府本部大会で採択された特別決議を提出しようとしたところ、受け取りを拒否したため、要請団は抗議しました。
 県警前には約50人の市民が集結。兵庫県本部の霤萠款算務局次長が「公選法を理由とした言論規制は、国連自由権規約に違反するとの勧告を繰り返し受けている。今年夏には現行法でも規制の押し付け(不当捜査)はやめるべきと勧告されている」と報告し、支援を訴えました。道行く多くの市民がビラを受け取り、熱心に読む姿もありました。
 最後に「兵庫県警は人権侵害をやめよ」、「憲法を守れ」と怒りのシュプレヒコールをおこないました。
 兵庫県本部ではひきつづき県警と養父警察署への抗議行動を継続する方針です。
(県本部版より)
*再三の抗議にもかかわらず、県警と養父署は11月6日、再び市民に対する呼び出しをおこないました。

鹿児島・大崎事件 原口さんに再審を 首都圏の会が要請行動 最高裁  

 1979年に鹿児島県大崎町で起きた殺人死体遺棄事件で原口アヤ子さんら4人が有罪とされた鹿児島・大崎事件で、最高裁判所への4回目の要請行動を10月31日おこないました。大崎事件首都圏の会、国民救援会役員など8人が参加しました。
 国民救援会東京都本部、千葉県本部、三重県本部の大会決議、熊本県本部と宮崎県本部からの請願書、宮崎守る会総会決議を読み上げて要請しました。
 参加者からは、「一度は再審が認められた事件。良く調べれば無実は明らか」、「客観的証拠が何もない。まわりの証言だけを積み上げて有罪としている」、「今回の決定で根拠となった第三者の妻の証言は、第一次再審請求では、妻が後日、真実を知り、捜査段階の証言を撤回し、有罪判決を否定する証言をしているのに都合のいいところだけ採用している」、「原口さんは87歳の高齢です。どうか一日も早く再審開始をお願いします」と口々に訴えました。(宮崎・掘田孝一)

京都・タイムスイッチ事件 現場近くで宣伝 手がかり求め対話も  

 2009年、車本都一さんがホームセンターで万引きをしたとして懲役1年6月の刑が確定した京都・タイムスイッチ事件の真相を究明しようと国民救援会京都府本部は、事件の現場に近い駅頭で街頭宣伝をしています。その第3弾として、10月24日、京都市の六地蔵駅付近で7人で市民に訴えました。
 交差点を行く人びとに語りかけ、「商品のタイムスイッチを手にとって置いた、これだけの行為が、万引きとみなされ、目撃した人もいなければ、ビデオ映像もない。盗ったに違いないという推認だけで裁判所は有罪にした。これらの真相を知っている人がいたら連絡してください」と訴えました。
 足を止め、耳を傾ける人も多く、ビラを渡しながらの対話も。「何か手がかりがあったら教えてください」と積極的に声かけし、45分の間に160枚ほどビラを配布しました。(京都・橋本宏一)

 

秋田・大仙市事件 現場周り無実を実感  

 2006年に、畠山博さんが当時交際していた女性と共謀して女性の4歳の子どもに暴行を加え女性に殺害を指示したとして、懲役16年の刑が確定している秋田・大仙市事件の全国現地調査が10月25日から26日におこなわれ、43人が参加しました。
 弁護団から事件の説明を受けた後、畠山さんが犯行に使ったとされる事件当時乗っていた軽自動車の中で、女性の供述通り子どもの頭部に瀕(ひん)死(し)の重傷を負わせる動作が可能か検証しました。
 参加者の多くは「狭い空間の中、子どもと大人が2人が重なる状態ではかなり困難だ」との見方で一致し、車の中から証拠になるものが何ひとつ出ていないことなども不自然だという認識になりました。
 2日目は暴行をおこなったとされる「道の駅・かみおか」の駐車場に移動し、事件当時の駐車場の車の配置などが説明され、車が頻繁に出入りする中での暴行は不自然だと一致しました。続いて子どもが母親に遺棄された用水路に行き、当時の状況について説明を受け、「車の中での犯行ではなく母親1人の犯行だ」との確信を深めました。
(県本部版より)

滋賀・日野町事件 兵庫が独自の調査  

 日野町事件の再審を求める兵庫の会は10月26日、11人が参加して現地調査をおこないました。地元日野町の再審を求める会の馬場宏三会長、川東繁治事務局長の出迎えを受け、事件解説を聞きました。
 事件は1984年、滋賀・日野町で起きた強盗殺人事件の犯人として阪原弘(ひろむ)さんが逮捕され、無期懲役が確定したものです。参加者は事件現場とされた酒店、金庫破棄現場などをまわりました。
 初めて参加した支援者は「現場を見て、自白の矛盾を実感した」と感想。翌27日には大津地裁に出向き、署名456人分を手渡して要請。その後、大津駅頭でビラを配布し、市民に支援を呼びかけました。
(兵庫県本部・近藤正博)

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