日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2013年9月5日号

2013年9月5日号  

三重・名張事件 ハガキ要請さらに 検察が不当な手法で反論書  

 「農薬ニッカリンTをぶどう酒に入れて女性5人を殺害した」として奥西勝さんに死刑判決が言い渡された名張毒ぶどう酒事件の第7次再審請求で、昨年5月の名古屋高裁決定の科学的な誤りを明らかにする弁護団の特別抗告申立補充書に対して、検察は今年6月に反論意見書を提出しました。現在、弁護団はこれへの反論を9月末までに提出することとしています。
 名張事件は2005年4月に名古屋高裁刑事1部で、犯行に使われた毒物(農薬)がニッカリンTであるとした確定判決には合理的な疑いがあるとして、奥西さんの再審開始を決定しました。その後、異議審(名高裁刑事2部)、特別抗告審(最高裁)、差戻し異議審(名高裁刑事2部)は、いずれも毒物がニッカリンTであったか否かを争点に争われてきました。
 今回、最高検が、差戻し審で名古屋高裁が選任した鑑定人に、もう一度鑑定させ意見書を提出させていることについて、弁護団は、裁判所に選任された鑑定人は「本来中立的立場を維持すべき」であり、検察側の依頼による鑑定結果は信用性や中立性に大きな疑問があるとしています。また、再製造したニッカリンTの残りは全て裁判所が押収したはずであるにもかかわらす、「一部を隠し持って使用したのは誠に不公正」であるとして、9月の意見書で詳細に科学的に反論するとしています。
 奥西さんは依然重体のままで、これ以上、審理を長引かせることは人道上も許されません。ひきつづき、最高裁への要請を集中してください。
〈要請先〉〒102―8651 千代田区隼町4―2 最高裁第1小法廷 櫻井龍子裁判長

社会保険庁不当解雇撤回闘争 3人の免職取消し 解雇の違法性うきぼりに 人事院  

 社会保険庁の廃止にともない、525人の職員が免職処分を受け、全厚生労働組合の39人が処分撤回を求めている問題で、人事院は8月19日、組合員11人に判定書を交付しました。愛知2人と岐阜1人の処分を取り消す一方、8人については解雇を容認する不当な判定となりました。
 これまでの3回の人事院判定で46人のうち16人が免職処分を取り消されており、解雇の回避努力を怠った政府・厚労省の処分の違法性が浮き彫りになっています。

全員勝利まで 國枝孝幸さん
 経験ある職員のクビを切り、解雇回避努力もほとんどなかったとんでもない解雇と3年8か月間たたかってきました。社保庁バッシングの中での苦しいたたかいでしたが、多くの支援者のおかげで踏ん張ることができ、解雇取消を勝ちとることができました。しかし、解雇承認の仲間もいて不十分です。闘争団全員の解雇取消までたたかいます。

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