日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2013年7月5日号

2013年7月5日号  

宮城・自衛隊国民監視差止訴訟 国民監視許すな!集会で勝利への決意固め合う  

 宮城・自衛隊情報保全隊裁判で、6月8日、情報保全隊による監視活動発覚6年を記念して、仙台市内で監視差止訴訟の勝利をめざす集会が原告団、弁護団、支援する会の共催でおこなわれ、80人が参加しました。
 記念講演をした公安警察に詳しいジャーナリストの青木理さんは、情報保全隊と警察との関係について、千数百人の情報保全隊の力量で、全国の集会や運動を監視することは困難で、警察から情報提供を受けている可能性があることを示唆し、「裁判をたたかい、国家による国民監視に歯止めをかけ、違法性を追及してほしい」と参加者を激励しました。
 講演に先立ち、弁護団の宮腰英洋弁護士が、訴訟経過と元情報保全隊長の証人尋問について報告。自衛隊を「保全する」ために、一般市民も情報収集の対象になりうるとの重大な証言を引き出し、監視対象の行動を具体的に確認した成果を報告し、裁判所へも積極的な訴訟指揮を求めて、次回7月1日の尋問で、より大きな成果を実らせたいと述べました。
 原告団の後藤東陽団長は、「この国を守っていくのは私たちの運動だということを、今日の集会で再認識しよう」と呼びかけました。

福井女子中学生殺人事件 前川さん支援集会で訴える  

 福井女子中学生殺人事件の支援集会が6月23日、福井市内で90人が参加して開かれ、県内はもとより、石川、富山、愛知、東京などからも参加がありました。
 国民救援会福井県本部の岩尾勉会長のあいさつに続いて再審請求人の前川彰司さんは、「第一審無罪判決、高裁で逆転有罪、再審開始決定が出たが取り消され、人生が狂ってしまった。しくまれた権力の罠(わな)からぜひ救い出していただきたい。がんばります」と述べました。
 集会では、弁護団事務局次長の佐藤辰弥弁護士が記念講演。「この事件は前川さんが犯人だという客観的証拠は全くなく、覚せい剤事件のA組員の供述と、それに同調する仲間の証言があるだけ。その変遷や食い違いを指摘し、確定判決の事実認定に合理的疑いが生じているから再審開始決定が出された。しかし、これを取り消した決定は、変遷しているA組員の目撃証言は信用できるとし、返り血を浴びた前川さんを乗せたという車から血痕が検出されなかったことも、推測であり得るとした。最高裁の裁判官にまともな決定を出させなければ道理と正義はない」と話しました。
 集会には布川事件の桜井昌司さんも連帯のあいさつをしました。

市民の手で改革を なくせ冤罪!市民評議会設立  

 6月8日、「なくせ冤罪!市民評議会」の設立総会が東京都内で開かれました。
 総会では、東電OL殺人事件ゴビンダさんを支える会元事務局長・客野美喜子さんから、ゴビンダさんが無罪となっても警察、検察は反省もせずに取調べの可視化に消極的であること、冤罪防止と被害者救出のため、個別の事件支援を超え、市民による冤罪をなくす運動が必要であると設立の趣旨が説明されました。そして、誤判原因の究明のための第三者機関の設置を求めることなどを市民評議会の目的とすること、個人加盟の会とすることなどを確認しました。
 当日は大阪大学法科大学院の水谷規男教授による記念講演に続いて、水谷さん、ジャーナリストの江川紹子さん、客野さんによりパネルディスカッションがおこなわれました。

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