日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

2013年12月5日号

2013年12月5日号  

自由奪う悪法許さぬ 秘密保護法運動つよめ廃案に 一万人が集会・デモ  

 秘密保護法案は11月26日に衆議院で可決され参議院に送られました。しかし、法案に反対する世論が日に日に大きさを増しています。東京では21日、日比谷野外音楽堂で「STOP!秘密保護法大集会がおこなわれ、会場から溢れる1万人が集まり、法案の成立を阻止する決意を固めました。また、中央集会に呼応して同日、全国14カ所で緊急集会が開かれ、大成功しました。各地で国民救援会はノボリを掲げて、反対の声を上げました。(関連記事2面)

 様々なノボリやプラカードを掲げた市民が続々と集まった日比谷野外音楽堂。国民救援会の会員も、首都圏各地から多数集まりました。

会場熱気満ち
激励の声飛ぶ

 日本共産党の志位和夫委員長、社会民主党の吉田忠智党首、民主党、無所属の国会議員が演壇に立ち「国民のあらゆる自由が圧殺される。恐ろしい暗黒社会を許すわけにはいかない」、「廃案をめざして頑張ろう」と訴えると、会場から「そうだー」「国会議員頑張れー」と声がかかりました。
 日弁連の江藤洋一弁護士、学習院大教授の青井未帆さん、作家の落合恵子さん、新聞労連委員長の日比野敏(とし)陽(あき)さんなどが発言。戦争準備のための法律制定を許さないと集会アピールを採択しました。

声高くあげて
市民に訴える

 集会後、参加者は国会と銀座方面に分かれてデモ行進。国会議員や市民にアピールしました。
 国会前では野党各党の両院議員が出迎え、「廃案目指して頑張ろう」とエールを交しました。
 国民救援会のノボリを手に参加した埼玉県本部の草野健二さんは、「1万人で声を上げられたのはよかった。国民がひとつになり、廃案に向けて頑張りたい」と決意を語りました。
 デモ行進の先頭で横断幕を掲げた神奈川・海老名支部の支部長・向田吉男さんは、「法案が成立すれば、声を上げることはできなくなる。傍観者じゃいけない。立ち上がらなきゃダメだ」と話し、シュプレヒコールを張り上げました。

鹿児島・大崎事件 自白は体験に基づかない ウソの自白と鑑定人が証言 福岡高裁宮崎支部  

 夫やその弟と共謀して義弟を殺害したとされた原口アヤ子さんが再審を求めている鹿児島・大崎事件で11月14日、福岡高裁宮崎支部で尋問がおこなわれ、心理学者で青山学院大学の高木光太郎教授と淑徳大学の大橋靖史教授が証言に立ち、確定判決の根拠である共犯者とされた男性3人の「自白」が、体験に基づかないものであることを証言しました。
 尋問は非公開でおこなわれました。記者会見で高木教授は、3人の公判廷での証言と自白調書を科学的に分析した結果、例えば1人が「(被害者が)土間でふらふらしているから、今のうちだ」と言えば、それを聞いた人が「殺そうと言うことだと思った」など、殺害について相談する重要な場面のやりとりは飛躍があり、「実体験に基づいていない可能性が高い」と証言しました。
 反対尋問で検察官は、「3人の男性は知的障がいがあり、迎合する性質を持っているのだからあり得るのでは無いか」とか「偶発的殺害だった」などと述べ、高木証人は「そんなテレパシーでの殺人行為は家族でなく暗殺部隊です」と明確に否定しました。検察官は自身の質問によって、3人の自白が迎合によってされたものであることを認めてしまいました。
 検察が提出したポリグラフ(ウソ発見器)検査の結果を検証した大橋教授は、供述に変遷があることなど、自白の任意性に疑問を述べました。
 次回の三者協議は12月25日におこなわれます。
 当日は、原口さんをはじめ、大分、熊本、鹿児島、宮崎の国民救援会と支援者81人がかけつけ、弁護団と証言に立つ2人の鑑定人を、支援集会で裁判所に送りだしました。その後、風船とノボリ旗をもって原口さんを先頭に裁判所のまわりと検察庁前を歌声でアピールしました。
(宮崎・堀田孝一)

静岡・袴田事件 袴田さんの再審開始を 1・13集会実行委が要請行動 静岡地裁  

 来年春ころまでに再審の可否についての決定が出ると予想されている袴田事件について、来年1月13日におこなう全国集会の実行委員会による裁判所と検察庁要請が11月18日におこなわれ、20人が参加しました。
 静岡地裁では、12月16日に予定されている弁護団と袴田巖さんの姉・袴田秀子さんの最終意見陳述を、公開の法廷でおこなうように前回要請したことについての返答を求めましたが「答えられない」と答弁。要請団は裁判官に伝えるように強く要請しました。秀子さんは「1日も早く再審開始をお願いします」と要請しました。
 静岡地検では、秀子さんが東京拘置所で面会できるように検察庁としても協力するように要請。
 参加者は同日、青葉通りで宣伝行動をおこない、来年1月13日の「袴田事件の再審開始を求める全国集会」のビラを配布しました。用意した署名の前に市民が次々と立ち、関心の高さを示していました。

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