日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

10年3月15日号

10年3月15日号  

滋賀・日野町事件の守る会の総会とえん罪事件を考えるつどい  

 滋賀・日野町事件の「阪原弘さんを守る会」の第9回総会と、足利事件・菅家利和さん、布川事件・桜井昌司さんを迎えての「えん罪事件を考えるつどい」が、2月20日、滋賀県日野町で130人超の参加でおこなわれました。
 「守る会」の総会では、弁護団が大阪高裁での即時抗告審が重要な段階をむかえていることを報告し、阪原さんの長女・美和子さんが「一日も早く父の再審・無罪を勝ちとりたい。皆さんのご支援を」と訴えました。
 「えん罪事件を考えるつどい」では、菅家さん、桜井さんを交えて、なぜ冤罪が起こるのかなどを話し合いました。
 菅家さんは「朝から晩まで、お前がやったんだ」と言われ続け、疲労と睡眠不足で「自白」してしまった体験から、取調べのすべての可視化の必要性を強調。桜井さんは、無実を証明する証拠を隠し、自分たちを有罪にした警察や検察は許せないと話したうえで、警察、検察の手持ち証拠をすべて開示させることの必要性を訴え、「阪原のオヤジさんを一日も早く救い出すために、自分たちも頑張りたい」と決意を述べました。
 会場で支援カンパが5万円を超えて集まり、守る会へも新たに9人が入会しました。

東京・沖田国賠訴訟で支援のつどいを開催  

 電車内で携帯電話を使用している女性を注意した沖田光男さんが、痴漢にでっち上げられた事件で、女性と警察、検察の責任を追及してたたかっている沖田国賠訴訟で、2月27日、国立市内で支援のつどいが開かれ、会場いっぱいの110人が参加しました。
 事件は、最高裁で審理を東京高裁へ差し戻す勝利決定を勝ちとりましたが、昨年、差戻し審の東京高裁は、沖田さんの訴えを認めない不当判決を出しました。弁護団の吉田健一弁護士は、差戻し判決は「痴漢行為は認められない」としながら「女性の虚偽も認められない」とする矛盾、無責任判決だと批判。とくに、客観的な立場にある第三者の証言を重視すべきとした最高裁判決に逆行する点は、「最高裁としても放置できない判決だ。口頭弁論をもう一度開かせよう」と述べました。また、元裁判官の秋山賢三弁護士も講演。この事件が「被害者」の証言だけで犯人にされてしまう痴漢冤罪の構図と問題点を早くから指摘し、世論を喚起してきたことの意義を明らかにしました。東京高裁の差戻し審判決が意外な「肩透かし」になった背景に司法官僚統制の可能性があることを指摘するとともに、それらを打ち破って勝利するには世論と運動の結集にあると強調しました。
 沖田さんは「10年を超えるたたかいにご支援をいただき感謝します。私一人の問題ではないので最後までたたかう」と力強く決意表明し、満場の拍手を受けました。

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