日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

09年7月15日号

09年7月15日号  

熊本ポスター貼り弾圧事件で守る会が結成  

 5月に、宇城市と熊本市でポスター貼り活動に対して逮捕・連行する事件が相次ぎ起きました。
 熊本市で軽犯罪法で逮捕・連行された事件で、「ポスター貼り不当弾圧から篠原さん・藤本さんを守る会」が6月26日結成され、活動を開始しました。熊本市内で開かれた結成総会には26人が参加し、事件の経過とこれまでの取組みが報告されました。篠原さんは、「ポスター貼っただけで引っ張られるなんておかしい」と訴え、藤本さんからは、「以前働いていた職場に署名をお願いして広げている」と報告がありました。守る会は7月8日に学習会を行うことも決定し、学習会を通して会の拡大を図っていきます。
 また、宇城市で起きたポスター貼り替えをめぐる不当連行事件も、不起訴を求める運動を進めています。
 2事件とも、毎週水曜日に熊本地検に不起訴要請を行っており、7月8日に5回目の要請行動が行われます。両事件合わせて644筆の団体署名を提出します。2事件の不起訴をめざして支援をお願いします。
〈激励先〉 〒862―0954 熊本市神水1―30―7 コモン神水 国民救援会熊本県本部気付/FAX096(382)1190

再審えん罪事件全国連絡会が名張事件と布川事件で最高裁要請  

 最高裁でたたかう名張毒ぶどう酒事件布川事件の再審開始を求め、再審・えん罪事件全国連絡会は6月24日、最高裁に要請しました。要請行動には、竹澤哲夫、庭山英雄、本藤修の各代表委員と、布川事件守る会の清水誠代表世話人など8人が参加しました。
 要請で、庭山代表委員は、米・ドリズィン教授の著書で、DNA型鑑定で無実を証明された事件で多数の虚偽自白の事例があり、その81%は殺人事件であったことなどの事実を紹介し、名張事件の奥西さんの自白を信用できるとした判断は誤りであると述べました。また、清水代表世話人は、布川事件では、2度も再審開始決定が出されており、早急に確定してもらいたいと訴えました。

奈良・えん罪香芝強制わいせつ事件で最高裁が不当決定  

 中南源太さんが無実を訴えている奈良・えん罪香芝(かしば)強制わいせつ事件で、最高裁第3小法廷(近藤崇晴裁判長)は6月15日付で、中南さんの訴えを退け、上告棄却の不当決定を行いました。
 この事件は、2006年、奈良県香芝市の歩道で帰宅途中の女子高校生にわいせつな行為をしたとして、中南さん(当時25歳)が逮捕・起訴された事件です。目撃者や物的な証拠はなく、被害者の女子高校生が供述した犯人像と中南さんは大きく異なっており、犯行時刻には母親と自宅でテレビを見ていました。しかし、奈良地裁葛城支部は懲役2年6月の不当判決を行い、今年2月5日、大阪高裁が控訴棄却の不当判決を出しました。弁護団は最高裁に上告し、5月15日に上告趣意書を提出したばかりでした。
 不当決定の通知を受け、弁護団が大阪拘置所の中南さんと面会したところ、中南さんは「収監され、服役することになったとしても、みなさんの力を借りて、何としても無実を晴らしたい。よろしくお願いいたします」と語りました。
〈抗議先〉〒102―8651 千代田区隼町4―2 最高裁第3小法廷・近藤崇晴裁判長
〈激励先〉〒534―8585 大阪市都島区友渕町1―2―5 大阪拘置所 中南源太さん

海賊対処法案を与党が強行採決  

 アフリカ・ソマリア沖の「海賊対策」を口実に、自衛隊の海外派兵をいっそう推し進める海賊対処法案が6月19日、午前中に参院本会議で否決されたにもかかわらず、午後に開かれた衆院本会議で、自民・公明与党が3分の2以上の賛成で再可決を強行し、成立しました。
 同法は、国内船舶にとどまらず外国船舶の護衛も可能とし、自衛隊の武器使用の要件を緩和したうえ、停船命令に従わない場合の船体射撃を認めています。同法は、自衛隊の海外派兵の恒久化と集団的自衛権行使に道を開くもので、明らかに憲法9条に違反します。
 国民救援会は、ひきつづき解釈改憲に反対し、海外派兵、武力行使恒久化法の制定を許さない運動を強めます。

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