日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

09年2月15日号

救援新聞より

09年2月15日号  

警察の違法捜査暴け「無罪へ全力で」堀越明男さん訴え  

盗撮ビデオをすべて出せ―堀越明男さん

 この5年間のご支援ありがとうございます。
 公安警察は1カ月間に延べ180人もの警察官を動員して私を尾行・監視して盗撮しました。その盗撮ビデオのうち24本について検察は開示しておらず、弁護団や私たちの再三の要求にもかかわらず、いまだ実現していません。
 検察官は、一審で盗撮ビデオを9本開示したが、それがテレビで放映され、全国紙に掲載されたことで各種弊害が生じた、裁判の目的外に使用されたとして、残りのビデオの開示を拒否しています。しかし、どのような弊害があったのかは指摘できていません。そもそも証拠の「目的外使用」は、プライバシーの侵害や証人への威迫、内部告発者に対する報復の防止が目的であり、公安警察にプライバシーを侵害されたのは私自身の方です。
 この公開は違法捜査を明らかにし、事件の真相を訴えるためのものであり、「目的外使用」にはあたりません。盗撮された私自身は、すべてを開示してもらいたいと思っています。私にはやましいことは一つもありません。ひきつづきすべての盗撮ビデオの開示を求めていきます。
 裁判員制度は5月21日から始まりますが、証拠の全面開示がなされなければ公正・公平な裁判は期待できないばかりか、裁判員制度そのものへの信頼が崩れます。そうした立場からも、裁判所は一刻も早く検察に対して盗撮ビデオの開示命令を行うべきだと思います。
 去年の11月13日には、千代田総行動の一環として、千代田春闘共闘委員会議長名で、人事院事務総長に対して、人事院規則14の7(国家公務員の政治的行為の禁止)の改正を求める要請書を提出していただきました。
 今年は、控訴審における勝負の年であり、憲法に則った言論・表現の自由を守るために全力をあげてたたかいつづけます。高裁での逆転無罪を勝ちとる決意ですので、ひきつづきみなさんのご支援とご協力をお願いします。(拍手)

守る会が総会開く 運動の前進を確認  

 社会保険庁職員の堀越明男さんが、休日に「しんぶん赤旗」号外を配布したことが国家公務員法違反にあたるとして逮捕・起訴された国公法弾圧堀越事件の控訴審第7回公判が1月28日、東京高裁で開かれました(3面に掲載)。同夜には、国公法弾圧を許さず言論表現の自由を守る会の第5回総会が行われ、78人が参加し、運動の前進を確認し、今後のたたかいの方針を決定しました。

 2007年10月から始まった控訴審では、これまでに7回の公判が開かれ、弁護側は4人の学者証人と6通の意見書によって国公法・人事院規則が憲法に違反していることを証明してきました。また、公務の職場から2人が証人に立ち、公務員の政治的主張によって、行政がゆがめられることはないことを明らかにしてきました。同時に、公安警察の盗撮ビデオ開示をめぐり裁判所・検察との協議が続いています。
 総会では、この1年間の運動の前進と成果が確認されました。

  1. 高裁宛の署名が地裁段階(約7万筆)を超える7万1178筆集まり、ひきつづき15万筆の目標に向けてとりくむ。
  2. 昨年7月9日に行われた言論弾圧3事件の支援集会が950人を超える規模で成功し、運動をすすめる力になった。
  3. 国連自由権規約委員会が事件に懸念を表明。日本政府に表現の自由を抑圧する国内法の改正をも勧告した。
     弁護団からは、警察の捜査の違法性を証明する上でも証拠開示が重要だと報告。日本共産党の井上哲士参議院議員が激励に駆けつけ、世田谷国公法弾圧事件の宇治橋眞一さんと葛飾ビラ配布弾圧事件の荒川庸生さんの妻・英子さんも連帯の挨拶をしました。最後に、堀越明男さんが決意表明(別項)し、参加者全員で逆転無罪を目指してがんばろうと確認しあいました。

〈要請先〉〒100−8933 千代田区霞が関1−4−4 東京高裁第5刑事部・中山隆夫裁判長

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