日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

09年10月25日号

09年10月25日号  

葛飾ビラ配布弾圧事件の判決日を最高裁が取り消す  

 10月19日に判決の言い渡しが指定されていた東京・葛飾ビラ配布弾圧事件で、最高裁第2小法廷は、10月9日付で、この期日指定を取り消す旨を荒川さんと弁護団に通知してきました。
 判決日指定を決定した9月28日は、弁護団が上告趣意補充書を提出したその日であり、事前に重要な補充書が提出される連絡を受けながら、それを読みもせずに判決するのは不当だと、荒川さんと弁護団が「判決日指定の取消し」を求めて申立てをおこない、全国からも緊急の要請電報やファックス、ハガキが裁判所に寄せられました。
 判決期日の取消しは、荒川さんが訴えた慎重審理要求を認めたことであり、当然のことながら歓迎するものです。国民救援会は、ひきつづき最高裁が大法廷に回付し、口頭弁論を開くよう要請をつづけます。
〈要請先〉〒102―8651 千代田区隼町4―2 最高裁第2小法廷・今井功裁判長

兵庫・えん罪西宮郵便バイク事件で再審請求を棄却  

 04年、兵庫県西宮市内で郵便バイクに乗って配達業務中の鵜飼晴行さんと歩行者がひき逃げされ、被害者である鵜飼さんが、バイクで歩行者をはねて死亡させたとされて禁錮2年6月・執行猶予4年が確定し、再審を求めてたたかっていた西宮郵便バイク事件で、大阪高裁が10月7日付で鵜飼さんの再審請求を棄却しました。
 再審請求審では、死亡した歩行者の足のすねのレントゲン写真を調査。骨の折れ方から、鵜飼さんのバイクにはねられても、またバイクにはね飛ばされてガードレールと衝突しても生じ得るものではなく、4輪車のフロントバンパーに衝突したと考えるのが合理的だとする法医学鑑定の結果を新証拠として提出しました。
 しかし裁判所は、鑑定で否定されたにもかかわらず、ガードレールにぶつかった可能性に固執。さらにバイクのステップなどと衝突した可能性があると新たな論理を加えたうえ、どのような種類の車がどうやって衝突したのかが説明されていないとして、事実上鵜飼さんに無実の証明を強いた形で請求を棄却しました。

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