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福井20日

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  • 福井女子中学生事件 再審請求審の証拠調べ終了、春から夏に決定
     福井女子中学生殺人事件の再審請求審で名古屋高等裁判所金沢支部は1月20日、弁護側、検察側双方の鑑定人の尋問をおこないました。7日の主尋問を受けて、弁護側証人の日本大学医学部の押田茂實教授と、検察側証人の帝京大学医学部の石山夫名誉教授に対して検察側、弁護側が反対尋問しました。
     前回の尋問と同様に、被害者の身体に残された刃物の傷口の大きさが計測した時は、刺した時より短くなったと考えるかとの関係から現場に残されていた2本の包丁以外の凶器があったのかどうか、血だらけの前川彰司さんが乗用車に乗り、ダッシュボードに血をつけたとされているのに、ダッシュボードから血液反応が出なかったことをどう見るかについて尋問がなされました。加えて、犯人像をめぐって重要な新証言が出されました。
     犯人像について石山氏は、確定判決が被害者といさかいになって激高のあまり殺意をもって被害者をメッタ突きにしたと認定していることを否定し、被害者に対する「極めて強度の殺意」をもって、灰皿で殴り、電気カーペットのコードで首を絞め、包丁で刺すという順番で攻撃して殺害した強固な殺意を持った犯人が被害者に憎しみを持って殺害したと証言し、確定判決の認定は誤りであることと認めたに等しい証言をしました。
     この日の証人尋問で証拠調べは終了しました。今後、弁護側、検察側双方が2月28日までに最終意見書を出し、裁判所の決定を待つことになります。決定は、早ければ春から夏にかけての時期にも出ることが予想されます。
     裁判後に開かれた報告集会には、4つの冤罪事件の関係者を含め福井、石川、富山、長野、愛知、三重、大阪、滋賀、茨城、宮城の10府県から73人が参加。弁護団の吉川健司弁護士と佐藤辰哉弁護士が尋問の概要を報告しました。また、布川事件の桜井昌司さんが、「再審開始前に何をしなければならないか―布川事件を通して思ったこと」と題して講演しました。
     前川彰司さんの父親の前川禮三さんは、「くやしくてならないが、国民救援会や他の事件関係者から励まされて奮い立っている」とのべ、再審をたたかう決意を表明。参加者で、3月8日の裁判所要請に向けて署名に取り組むことや、新たに再審開始要請ハガキに取り組むことを確認しました。
     7日に続いてこの日も、参加者が金沢市内の繁華街で署名宣伝しました。
    〈再審開始要請先〉〒920−8655 石川県金沢市丸の内7−2 名古屋高裁金沢支部・伊藤新一郎裁判長

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