日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤に、弾圧事件・冤罪事件・国や企業の不正に立ち向かう人々を支える人権団体

大崎事件

国民救援会の支援事件

鹿児島・大崎事件  

事件の概要  

 1979(昭和54)年、鹿児島県曽於郡大崎町で、農業・Kさん(当時42歳)が自宅の牛小屋の堆肥の中から死体で発見されました。Kさんは、3日前に酔って用水路に自転車とともに落ち、道路上に倒れているのを近所の人に助けられ家に運ばれましたが、その後は行方が不明でした。
 警察は、近親者の犯行として、Kさんの兄・その妻の原口アヤ子さんら4名を逮捕。原口さんは無実を訴えましたが、裁判で有罪とされ、10年間服役した後、再審(裁判のやり直し)を請求しました。他の3名は知的障害があったにもかかわらず、その点についてまったく配慮されずに、警察の強引な取り調べを受け、ウソの「自白」を強いられ、服役後に亡くなりました。
 2002年、鹿児島地裁は原口さんの再審請求を認める決定を出しました。地裁決定は、々併Δ犯獣任靴薪時の鑑定が誤りだと城教授(当時の鑑定者)が認めて、殺人ではなく事故死の可能性が明らかになり、◆峩θ伴圈廚箸気譴殖果召警察の執拗な取り調べでウソの「自白」を強要され、その2名も無実を訴えていたこと、ウソの「自白」の内容が客観的な事実や証拠と矛盾し、信用できないことを認めたものでした。
 しかし、福岡高裁宮崎支部は事実調べもせずに、不当にも原口さんの再審請求を棄却し、最高裁は高裁の不当決定を支持したのです。

■第2次再審請求
 原口さんは「私は犯人ではありません。悔しくて、このままでは死ねません」と訴えており、2010年、鹿児島地裁に第2次再審請求の申し立てを行いました。また、これまで、原口さんのみが再審請求人となっていましたが、2011年に、原口さんの元夫(故人)の遺族も再審請求の申し立てを行いました。

■裁判所が事実調べを行わないという重大な事態
 大崎事件第2次再審で、2013年3月6日、鹿児島地裁は一切の事実調べを行わず原口アヤ子さんの再審請求を棄却する不当決定を言い渡しました。弁護団が提出した新証拠の事実調べを行わないだけでなく、弁護団が再三にわたって請求した捜査機関の手持ち証拠の開示請求も無視するきわめて不当な訴訟指揮でした。
 福岡高裁宮崎支部では、裁判所が証拠のリストの開示を検察に勧告し、114点の証拠が開示されました。2013年10月には、法医学者の上野正彦元東京都監察医務長が、「共犯者」とされた人の「自白」であるタオルでの絞殺ではない」と証言し、「自白」が信用できないものであることが明らかになりました。
 しかし福岡高裁宮崎支部、最高裁第1小法廷も再審請求を棄却しました。
 2015年7月8日、第3次再審請求を申し立ました。
 2017年6月28日、鹿児島地裁は、再審開始を決定。
 2018年3月12日、福岡高裁宮崎支部は検察の即時抗告を棄却しました。

守る会の連絡先/署名等  

  • 連絡先 
     大崎事件原口アヤ子さんの再審をめざす会 
     鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1123 稲留様方
  • file署名

powered by Quick Homepage Maker 3.60
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional