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大阪・東住吉冤罪事件

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2016年8月10日    
大阪・東住吉冤罪事件
「再審無罪判決」を機に冤罪の根絶を
東住吉冤罪事件」を支援する会
日本国民救援会大阪府本部
日本国民救援会中央本部
 
 本日、大阪地方裁判所第3刑事部は、東住吉冤罪事件の青木惠子さん、朴龍晧さんに対し、再審無罪の判決を言い渡しました。
 事件発生から21年の歳月を費やして、ようやく実現した本件再審無罪判決は、何よりも第一審から一貫して無実を主張し続けた青木さん、朴さんの両名と、その主張を信じ無罪判決実現のために、不屈の弁護活動を続けられた両弁護団のみなさんの真摯な活動のたまものだと考えます。そして「東住吉冤罪事件」を支援する会を中心に、大阪から全国の国民救援会へと広がった支援運動の成果だと、改めて確信する次第です。
 判決は何を明らかにしたのか。ガソリン7.3リットルをまいてターボライターで火をつけたとする「朴自白」に象徴される「自白」の信用性について、火災の再現実験、ガソリンの漏出実験と、それを裏付ける科学的鑑定意見等により、自然発火の可能性を明らかにした弁護団立証にもとづいて明確に否定しました。さらに「自白」を引き出すための取り調べが如何に過酷を極め、かつ不当なものであったかを丁寧に検討し、「自白」の任意性をも否定し「自白」を証拠から排除しました。そのうえで「本件各公訴事実については犯罪の証明がないことになる」として再審無罪の判決を言い渡しました。
 私たち東住吉冤罪事件を支援する会・日本国民救援会大阪府本部・同中央本部の三者は、今回の判決は、「誤判や冤罪は許さない」「間違った裁判はやり直すべき」という市民の声を真摯に受け止め、裁判所をして法と良心にのみ拘束されるという、憲法に則った判断に従ったものと強く確信するものです。「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則が再審にも適用された事例がまたひとつ積み上げられました。
 幾多の冤罪事件同様に、代用監獄における過酷な取り調べや、検察官による証拠隠しによって、青木さんや朴さんは不条理な冤罪の犠牲となりました。
 私たちは今回の再審無罪判決を機に、冤罪根絶に向けた市民運動のさらなる構築に向けて新たな一歩を踏み出すことを決意するものです。   

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